ウクライナのカップル、結婚初日にライフル銃を取得 国家防衛のため
(CNN) ウクライナのヤリナ・アリエバさんと夫のスビャトスラフ・フルシンさんはロシアの侵攻が始まったわずか数時間後に結婚した。結婚初日に2人が行ったのは、ライフル銃を受け取って国を守る準備を進めることだった。
当初の予定では2人は5月に結婚式を挙げるはずだったが、自分たちの将来がどうなるか分からなくなったため、前倒しを決めた。
アリエバさんとフルシンさんは2人とも、主に志願者で構成されるウクライナ軍の一部門「領土防衛軍」に登録している。2人は武器を手にすると、自分たちの政党である「欧州連帯党」の事務所に向かった。
結婚式を挙げたウクライナのスビャトスラフ・フルシンさんとヤリナ・アリエバさん/Christian Streib/CNN
「いま私たちはここにいて、自分たちにできる限りのことをしている。やるべきことは多いが、全てがうまくいくことを願っている」とアリエバさん。防衛軍の一員ではない一部の民間人にもライフル銃が渡されたという。
「銃を入手できる場所がいくつかある。紙にサインするだけでいい。そうすれば国を守りに行くことができる」「それが今の状況だ」と話している。