ロシア軍、数百人避難のマリウポリの劇場爆撃 地面に「子ども」の文字
ドネツク州のトップは、劇場にいた数百人の安否は不明としたうえで、「ロシア人はアゾフ大隊の本部がそこにあったと(主張し)うそをついている。彼らは市民しかいなかったことをよく認識している」と述べた。
ロシアは9日に市内の産科病院を爆撃。同国のラブロフ外相は、病院が超国家主義の民兵集団「アゾフ大隊」の拠点となっていて、患者や看護師は全員いなかったと証拠を提示せずに発言していた。その後ロシア国防省は同病院への爆撃自体を否定し、「挑発行為」だと述べている。
マリウポリは戦場と化している。副市長はCNNに対して、ロシア軍がミサイルで市内を爆撃し、15日には22機の航空機が少なくとも100個の爆弾で空爆を実施したと述べた。
ウクライナ当局の推計では、同市の市民2500人が死亡。数十万人が電気や水、暖のない状態で市内に取り残されている。