ロシア軍、数百人避難のマリウポリの劇場爆撃 地面に「子ども」の文字
ウクライナ・リビウ(CNN) ロシア軍に包囲されているウクライナ南東部マリウポリの当局によると、数百人が避難していた市中心部の劇場が16日、爆撃を受けた。死傷者の数は不明。同市は数週間にわたりロシア軍による包囲が続いている。
同市の市議会は破壊された建物の画像を共有し、ロシア軍が市中心部の「ドラマシアター」を意図的に破壊したと述べた。建物には市民数百人が避難し、「飛行機が建物に爆弾を落とした」としている。
CNNは提供された画像が市内の劇場のものだと確認した。衛星写真によれば、建物の前後の地面にはロシア語で「子ども」の文字が描かれていた。
爆撃後の映像には、がれきと化した劇場で火災が起きている様子が映っている。
市議会はメッセージアプリのテレグラムに、住宅地への砲撃が続いているため劇場での被害の大きさを推計すらできないと書き込み、「ドラマシアターの中央部が破壊され、エントランスも破壊された」と述べた。