チェルノブイリ原発、電力供給網に再接続
(CNN) 国際原子力機関(IAEA)は15日、ウクライナからチェルノブイリ原子力発電所が全国の電力供給網に再接続したと伝えられたと明らかにした。チェルノブイリ原発は今月9日に電源を喪失していた。
IAEAによれば、ウクライナの専門家が、原発と接続している、損傷した送電線の2本のうち1本を週末に修理した。
チェルノブイリ原発は14日時点で補修した送電線から必要な全力のすべてを受け取っており、9日から利用していた緊急用のディーゼル発電機を停止することができたという。
チェルノブイリ原発は2月24日からロシア軍の管理下に置かれている。211人いる技術者や守衛は施設を離れることができず、過去3週間、事実上、施設内で生活を送っているという。
ウクライナ当局がIAEAに伝えたところによれば、チェルノブイリ原発に関する情報はロシア軍が管理しており、そのため、疑問点についてすべてを詳細に回答することはできない。
ウクライナ当局はまた、IAEAに対して、ロシア軍がザポリージャ原発で不発弾を爆発させたとの報道を確認した。職員は事前に不発弾の爆破を知らされていなかったという。