ロシア産エネルギーへの依存減の節約対策作成、IEAとEU
(CNN) 国際エネルギー機関(IEA)と欧州連合の行政執行機関、欧州委員会は23日までに、EU圏の住民向けにロシア産のエネルギー源への依存や光熱費を減らすことを促す一連のエネルギー節約対策をまとめた。
IEAのファティ・ビロル事務局長は報道発表文で、エネルギーの消費の減量はウクライナ国民、そして我々自身を助ける具体的な方途になると主張。
節約対策は「ロシア軍へ流れる金を少なくし、よりきれいでより持続可能な地球への道のりを歩むことを助長する」と説いた。
発表された節約対策には、暖房温度の低めの設定、空調機器の作動の抑制、在宅勤務や可能な場合の公共輸送機関の利用促進が含まれる。関係政府に対しては旅行費用を減らすための奨励金の付与や太陽光発電のソーラーパネル導入の支援も提唱した。
これらの対策をEU加盟国の全住民が実行すれば、「120隻のスーパータンカーを満たすのに十分な石油と約2000万世帯の暖房に使えるのに十分な天然ガスの量の確保につながる」と予測した。