マリウポリ周辺で3カ所目の集団墓地、地元住民が現場で強制作業か

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拡大された集団墓地と見られる場所の衛星画像=3月29日、ウクライナ・マリウポリ近郊ビノフラードネ村/Maxar Technologies/Reuters

拡大された集団墓地と見られる場所の衛星画像=3月29日、ウクライナ・マリウポリ近郊ビノフラードネ村/Maxar Technologies/Reuters

(CNN) ウクライナ南東部マリウポリのボイチェンコ市長は26日、ウクライナのテレビ局に対し、市近郊で3カ所目の集団墓地が見つかったと明らかにした。

ボイチェンコ氏によると、同市周辺ではこれまでマンフシュ村とビノフラードネ村で集団墓地が発見されていた。

市当局のテレグラムによると、新たな衛星画像にはスタリ・クリム村の墓地に掘られた複数の溝が写っている。

溝は村がロシアに占領された後の3月24日に出現。この時点では長さは約60~70メートルだったという。

市議会は新たな衛星画像をもとに、4月7日までに溝の一部が覆われ、埋葬区画の拡張が行われたと説明。「4月24日には新たに複数の溝が記録された。集団墓地の長さは200メートル以上に増えた」と述べた。

ボイチェンコ氏はテレグラムで、ロシア兵が食料と引き換えに地元住民を埋葬作業に参加させたと非難し、「住民は我々に、食料や水を手に入れるには『数時間』働かねばならなかったと証言した」としている。

CNNは集団墓地に関する同市の説明について確認できていない。一連の衛星画像は米プラネット・ラボが撮影したもので、ラジオ・フリー・ヨーロッパ(RFE)が25日に最初に報じた。

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