ドイツ外相がキーウ訪問、在ウクライナ大使館を再開へ

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ウクライナのクレバ外相(右)とドイツのベアボック外相(左)=10日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)/Valentyn Ogirenko/Reuters

ウクライナのクレバ外相(右)とドイツのベアボック外相(左)=10日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)/Valentyn Ogirenko/Reuters

(CNN) ドイツのベアボック外相は10日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問し、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。ベアボック氏は在ウクライナの大使館業務を再開すると明らかにした。

情報筋によれば、ベアボック氏はオランダのフクストラ外相とともにゼレンスキー氏と率直で友好的な会談を行った。

メディアに伝えられたところによれば、会談では軍事や再建での支援や、世界が必要としているウクライナからの食料輸出の封鎖を解決する方途について集中的に話し合われた。

ベアボック氏によれば、大使館業務は限られた職員で開始するほか、駐ウクライナ大使もキーウに戻るという。

ベアボック氏はまた、ロシアのプーチン大統領が自己欺瞞(ぎまん)の犠牲となったとの見方を示した。

ベアボック氏は「プーチン氏は、欧州の自由と人間性の価値観が我々を退廃させ弱くすると信じている。ウクライナの人々は実際にはそれとは逆のことを証明した。自由への意思はあなたを強くする」と述べた。

ベアボック氏は、ナチス・ドイツが第2次世界大戦時に虐殺を行った史跡である「バビ・ヤール」も訪問した。3月にはロシア軍のミサイルによって追悼施設が被害を受けていた。同地では1941年に3万3000人以上のユダヤ人が殺害された。

ユダヤ人のゼレンスキー氏は当時、ツイッターへの投稿で、ロシアによる攻撃について「歴史は繰り返される」と述べていた。

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