ウクライナ大統領夫人、国民への精神保健ケア体制を創設へ
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領の妻オレナ・ゼレンシカ氏は23日、ロシアによる侵攻で心に傷を負った国民への支援体制を発足させると発表した。
ゼレンシカ氏はSNSに投稿した動画の中で「ウクライナ人は大人も子どもも全員、自分が明日も無事に目覚めるかどうか確信できずにいる」「国民が占領下で、前線で、避難所で、砲撃下で、外国で経験したことはすべて、体の傷と同じようにリハビリが必要だ」と主張した。
ウクライナ政府は世界保健機関(WHO)と連携して、迅速に支援体制を立ち上げるという。
同氏は「ロシアの戦争は私たちが想像もしていなかったような恐怖を見せつけた」と強調。ウクライナでは、WHOが擁護する生命と健康の権利が侵害されていると訴えた。
そのうえで、戦争を生き抜いた人々への精神面の支援が世界で強化されるよう、同国が模範を示すと表明した。