出張客ら乗せたヘリ墜落、7人全員の遺体を収容 イタリア北部
(CNN) イタリア北部でトルコ、レバノン人の出張客ら7人を乗せたヘリコプターが墜落し、11日までに全員の遺体が発見された。
航空安全当局によると、墜落したのは多目的ヘリのアグスタA119コアラ。9日に中部トスカーナ州ルッカを出発した後、消息を絶った。
遺体は11日、トスカーナ州から隣接するエミリア・ロマーニャ州へ入って数キロの谷底で発見された。
国家山岳救助隊(CNSAS)ツイッターを通し、残念ながら生存者は見つからなかったと述べた。
死亡したのは北東部ベネト州出身の操縦士と、出張でイタリアを訪れていたトルコ人4人、レバノン人2人。
谷底で全壊状態の機体が見つかった。航空安全当局が現地に調査チームを派遣している。
捜索作業にはCNSASと消防隊、警察、空軍の要員が参加した。空軍がツイートした兵士の動画によると、現場に重機を持ち込むことは難しく、チームは徒歩で現場へ向かったという。