スリランカ、大統領と首相が辞意 経済危機でデモ激化
スリランカ・コロンボ(CNN) 経済危機に陥っているスリランカで9日、抗議デモの激化を受け、ラジャパクサ大統領とウィクラマシンハ首相が辞意を表明した。
ウィクラマシンハ氏はツイッター上で、市民の安全確保を含む政府の存続を保証するべく、政党指導者らの勧めに従って挙国一致内閣に道を譲ると表明。そのために首相を辞任するとの意向を示した。
またアベイワルデナ国会議長の事務所は9日深夜、ラジャパクサ氏から13日に辞任すると知らせが入ったことを明らかにした。
これに先立ち、党指導者らはアベイワルデナ氏が開いた会合で、両氏に辞任を要求するとの合意に達していた。
同国では数カ月前から両氏の経済政策に抗議し、退陣を求めるデモが続いていた。この日は最大都市コロンボにあるラジャパクサ氏の公邸に10万人以上が集まって辞任を求めた。