ロシア軍が迫るバフムート、ホテル砲撃で死者も
(CNN) ウクライナ東部ドンバス地方のドネツク州の救急当局によると、ロシア軍との攻防が続くバフムートで26日、2階建てのホテルが砲撃を受けて損壊し、1人が死亡、もう1人ががれきの下に閉じ込められた。
現場からの映像や写真は、ロシア軍がバフムートの町に迫るなか、建物が損壊、炎上する様子を伝えている。
ドネツク州のキリレンコ知事によると、バフムート近郊の町トレツクにもミサイル3発が撃ち込まれたが、死傷者は報告されていない。
キリレンコ氏によると、バフムート周辺では州都ドネツク付近の前線と同様、ほかにも複数の町が激しい攻撃にさらされている。
バフムートとドネツクの間に位置するノボルハンスクは数週間前から主戦場のひとつになっている。SNSには25日から26日にかけ、ロシア軍の部隊が近郊の火力発電所を掌握したことを示す映像が投稿された。
ウクライナ軍によると、発電所の西側で戦闘が続いたが、ロシア軍部隊は死者を出して撤退したという。
バフムートの北西に位置するスラビャンスクの北側一帯でも、ロシア軍の戦車や大砲による激しい攻撃が続いている。