台湾の武器開発機関、ナンバー2がホテル客室で急死
香港(CNN) 台湾の政府系武器開発機関、国家中山科学研究院のナンバー2が、滞在先の台湾南部のホテルで心臓発作を起こして急死した。
死亡したのは軍の傘下の同研究院で副院長を務める欧陽力行氏。同研究所の発表によると、台湾南部・屏東県のホテルの客室で6日午前、死亡しているのが見つかった。
屏東県警察によると、現場に到着した警官が、欧陽氏は心臓発作を起こしたと断定した。事件性はなかったとしている。
防犯カメラの映像を確認し、ホテルの客室を調べた結果、窓は閉まっていて侵入されたり争ったりした形跡はなく、欧陽氏の遺体に外傷はなかったと警察は説明している。
遺族によると、欧陽氏は心疾患の持病があり、心臓ステント治療を受けていた。
欧陽氏はさまざまな種類のミサイル開発を統括し、今年に入って副院長に就任していた。