ウクライナ大統領顧問、クリミア半島含む全領土の解放望む
(CNN) ウクライナのミハイロ・ポドリャク大統領府長官顧問は4日、CNNの取材に答え、ウクライナはクリミア半島を含む全ての領土の解放を目指していると語った。クリミア半島は2014年以来、ロシアの占領下にある。
ポドリャク氏は「我々は西側諸国の価値観を支持している。全ての領土を解放したい」と語った。ロシアのあらゆる脅威もウクライナによる領土解放の取り組みを食い止めることはできないとし、その領土のなかには14年にさかのぼって占領された土地も含まれるとした。
ポドリャク氏は、ウクライナ軍が東部と南部で反転攻勢を成功させたことを受けて、ウクライナ側の目標を明確にした。
ポドリャク氏は、ウクライナが南部をはじめ、東部のハルキウ州やルハンスク州など、あらゆる方面で街を解放しているとし、こうした領土を保持しなければならないと語った。欧米などから供与された兵器を活用し、ロシア軍の使用しているあらゆる兵器よりも効果があることを証明したとも述べた。
ポドリャク氏は、ロシアが兵士の動員でパニックを起こしているとし、それはロシア軍に十分な兵士がいないことを示していると指摘した。
ポドリャク氏は、今年行われたウクライナとロシアとの外交交渉で主導的な役割を果たしていた。