バイデン氏、ゼレンスキー氏と電話会談 「併合」認めず
(CNN) 米国のバイデン大統領とハリス副大統領は4日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、「米国はロシアが主張するウクライナ領土の併合を決して認めない」と伝えた。
ロシアのプーチン大統領はこれより前、ウクライナと西側諸国が「偽物」と批判した「住民投票」を受けて、ウクライナの4州を併合すると宣言した。
ホワイトハウスの声明によれば、バイデン氏は「ロシアが主張する併合を支援したあらゆる個人、団体、国に厳しい代償を払わせる用意があることを断言した」。
バイデン氏はウクライナを支援するという従来の約束を繰り返し、両首脳はCNNが以前報じた、追加の高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」4基、榴弾(りゅうだん)砲、弾薬を含む6億2500万ドル(約900億円)の新たな安全保障支援パッケージについて議論した。
また穀物輸出協定や、「国連憲章に明記されている自由と民主主義を守るウクライナの取り組みを世界が支えるようにするための米国の継続的な努力」についても話し合われたという。