東部ドネツク州の旧占領地域で子ども5人の遺体 ウクライナ警察発表
(CNN) ウクライナ警察は18日、ロシアに以前占領されていた東部ドネツク州の町リマンで子ども5人の遺体を掘り起こしたと明らかにした。
警察によると、子どもたちのうち4人は墓地に集団埋葬されていた。もう1人は母親が自宅の庭に掘った仮の墓に埋葬されていた。
「捜査官は集団埋葬墓地で4人の子どもを発見した。ある母親は自宅の庭に男の子を埋葬していた。全員がロシアの砲撃の金属片による負傷で死亡したことが予備調査で立証された」と警察はSNS「テレグラム」に投稿した声明で述べた。
警察によると、暫定結果では5人全員がロシアの砲撃の金属片による負傷で死亡したとみられる。
「警察官は2021年、19年、08年生まれの女の子と、11年、12年生まれの男の子を墓地から回収した。一番幼い2人の女の子は姉妹だった」と声明にはある。
警察によると、子どもたちは法医学調査の後に再び埋葬される。
今月2日にウクライナによってロシアの占領から解放されたリマンでは捜査が続いている。
「ドネツク州の解放された地域で最大の集団埋葬地があるリマンではここ2週間、調査が続いている。チームは調査を継続し、親族を探し、聞き取り調査を行い、すべての死者の身元を明確にする」と声明にはある。
ウクライナ当局は17日、ドネツク州の旧占領地域で1日に最大15人の遺体を掘り起こしていると発表した。