英閣僚、嫌がらせ問題で辞任 就任からわずか14日

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英国のウィリアムソン無任所相が辞任/Henry Nicholls/Reuters/FILE

英国のウィリアムソン無任所相が辞任/Henry Nicholls/Reuters/FILE

ロンドン(CNN) 先月発足したスナク英政権のウィリアムソン無任所相が8日、同僚に嫌がらせのメッセージを送っていたとされる問題をめぐり辞任した。

同氏はスナク首相にあてた辞表の中で、同僚に送ったメッセージに関する申し立ての手続きに従い、相手には謝罪したが、その後も過去の行動に対する訴えが相次いでいると説明。訴えの内容には反論する一方で、この問題が政府による「優良な業務」の妨げになっていることを認識し、辞任を決意したと述べた。それによって申し立てへの対応に専念し、汚名を返上することができると述べた。

英PA通信によると、スナク氏は「非常に残念だ」としつつ辞表を受理した。ウィリアムソン氏はスナク氏に近い盟友だが、新政権での在任期間はわずか14日で終わった。

ウィリアムソン氏は8日、辞任にともなう一時金を一切受け取らないとツイートし、税金は国民保健サービス(NHS)の改善をはじめとする政府の優先課題に使うべきとの考えを示した。

閣僚会議に到着したウィリアムソン氏=9月14日、英ロンドンの英国首相官邸/Andy Rain/EPA-EFE/Shutterstock
閣僚会議に到着したウィリアムソン氏=9月14日、英ロンドンの英国首相官邸/Andy Rain/EPA-EFE/Shutterstock

過去の行動については、ウィリアムソン氏が保守党の院内幹事長だった時期に副幹事長を務めたアン・ミルトン氏が8日放送のニュース番組で、当時の「非倫理的、不道徳」な態度を批判。わいせつなゴシップを好み、それを使って議員らに圧力をかけていたと主張した。

ウィリアムソン氏はメイ政権で国防相を務めたが、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に関する政策の情報を漏らしたとして2019年に更迭された。本人は当時、情報漏洩(ろうえい)を強く否定した。その後、ジョンソン政権の教育相に起用されたものの、21年の内閣改造で外されていた。

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