ウクライナの医師、携帯電灯を頼りに手術 ミサイル攻撃で停電

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懐中電灯を使って手術を行う医師=24日、ウクライナ首都キーウ(キエフ)/Borys Todurov/Instagram

懐中電灯を使って手術を行う医師=24日、ウクライナ首都キーウ(キエフ)/Borys Todurov/Instagram

(CNN) 23日にロシアの大規模ミサイル攻撃に見舞われたウクライナでは、停電の中、医師らが携帯電灯を頼りに手術を行った。

首都キーウ(キエフ)にある心臓研究所の医療責任者、ボリス・トドロフ氏がインスタグラムで公開した動画には、医師らがヘッドランプを装着しながら子どもの心臓手術を行う様子が映っている。

トドロフ氏によると、停電が起きた時には既に手術が進行中だったという。病院では水道を使えない状態が数時間続いた。

中部ドニプロペトロウシク州にある病院の責任者は、停電発生時には「数十人の重体患者が手術台に乗っていた」と説明。「麻酔科医や外科医は各患者を救うため、ヘッドライトを装着した」とフェイスブックに書き込んだ。

この責任者が投稿した写真には、23歳の男性患者の手術を行う医師2人の姿が捉えられている。停電下の慣れない状況で緊張を強いられる手術となったが、男性患者は一命を取り留めたという。

ウクライナ保健省はフェイスブックで「明かりが乏しくても我々は止まらない」と述べた。

24日にはウクライナ全土の送電網で電気が復旧したものの、大統領府当局者によると、個々の家庭では「徐々に」接続が回復している状況だという。

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