イラン、反政府デモ関連で2人目の死刑を執行
(CNN) イランの国営メディアは12日、反政府デモで治安要員2人を刺し殺したとして有罪になった男性の死刑が執行されたと伝えた。
この秋イラン全土に広がった抗議デモへの関与をめぐり、死刑になった被告は2人目。
イラン司法当局の公式ニュースサイト「ミザン・オンライン」によると、12日早朝に東部の都市マシュハドで、公開の絞首刑が執行された。
男性は先月17日にイスラム革命防衛隊(IRGC)傘下の民兵組織「バシジ」のメンバー2人を殺害し、4人を負傷させたとして、「神に戦争を仕掛けた」罪で有罪になった。この罪は1979年のイラン革命以来、死刑相当の重罪とされてきた。
同国では8日、デモ参加者が初めて処刑されていた。
デモに関連してさらに数人が死刑宣告を受けているとみられるが、その人数は不明。最新の逮捕者や死者の数も外部からは確認できない。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは先週、この2人のほかに少なくとも17人がデモ関連で処刑される恐れがあるとの見方を示した。