中国、コロナ巡り「大混乱」 香港に台湾、豪州でも医薬品をパニック買い
保健サービスの逼迫(ひっぱく)を受け、中国の市民は個人のネットワークを駆使して、世界中からコロナの症状緩和に必要な医薬品などの供給確保に動いている。
一方台湾では、CNN記者が20日夜に台北の各地区の薬局十数軒を訪れたものの、「パナドール」と呼ばれる解熱鎮痛剤は1箱も見つからなかった。市中心部の薬局の店員によると、需要は過去2週間で急激に伸びているという。
中国系住民の人口が多い都市を複数抱えるオーストラリアでも、事態を懸念した中国系オーストラリア人が店舗で購入した風邪薬を中国にいる家族に送付し始めているという。ABCニュースが報じた。