ネパールで旅客機墜落、死者68人
カトマンズ(CNN) ネパール中部のポカラ近郊で15日、同国のイエティ航空の旅客機が墜落し、当局者によると少なくとも68人が死亡した。
イエティ航空の報道担当者によると、旅客機には乗員4人と乗客68人が搭乗していた。民間航空当局は、大人の男性37人と女性25人、子ども3人、乳児3人と発表している。
当局によれば、乗員全員と乗客53人はネパール人で、15人が外国人。出身国はインドが5人、ロシア4人、韓国2人で、オーストラリアとアルゼンチン、フランス、アイルランドが各1人と確認された。
現場には軍要員や警官ら数百人が出動し、安否が確認されていない4人の捜索を続けた。軍報道官は、日没後に作業をいったん打ち切り、16日朝に再開すると述べた。
航空事故などのデータをまとめたウェブサイト、航空安全ネットワーク(ASN)によると、ネパールで起きた航空事故の死者数では1992年7月のタイ国際航空機墜落(113人)、同9月のパキスタン国際航空機墜落(167人)に次ぐワースト3位となった。