ロシアとベラルーシの合同航空演習は「見せかけ」 ウクライナ軍が警告
(CNN) ウクライナ軍は16日、ロシア軍とベラルーシ軍が同日開始した合同の航空演習は「見せかけ」だとの認識を示した。
ウクライナ軍参謀本部は毎晩発表している声明で「ロシア軍による空襲、ミサイル攻撃の危険が高まっている。目標はウクライナ全土に設定されている」と述べた。
声明は16日にロシア軍とベラルーシ軍の航空部隊が合同で飛行及び戦術の訓練を開始したと指摘。「合同訓練に見せかけ、敵はベラルーシで戦闘航空飛行群を増強している。この観点に基づき、ベラルーシ領空からの空襲並びにミサイル攻撃の脅威は高まっている」と付け加えた。
ウクライナ政府はここまで複数回にわたり、ロシアが再度ベラルーシからのウクライナ侵攻を試みる可能性があると警告してきた。ウクライナ軍の司令官は、ロシアからベラルーシ領内への物資等の輸送についても注視していると述べていた。
今月に入り、ベラルーシ国防省は同国とロシアの合同航空演習について、16日から来月1日まで行う計画だと発表している。