ポーランド首相、ウクライナへの戦闘機供与に前向き NATOの判断次第で

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NATOの演習に参加するポーランド軍のF16戦闘機=昨年10月12日撮影/Radoslaw Jozwiak/AFP/Getty Images

NATOの演習に参加するポーランド軍のF16戦闘機=昨年10月12日撮影/Radoslaw Jozwiak/AFP/Getty Images

(CNN) ポーランドのモラビエツキ首相は2日に掲載されたドイツ紙とのインタビューで、北大西洋条約機構(NATO)加盟国が決定すればF16戦闘機をウクライナに供与するとの考えを示した。

モラビエツキ氏は「NATO全体としての決定であれば、戦闘機の供与を支持する」と大衆紙ビルトに明言した。

また「判断はNATO加盟国の総意に基づく」と述べ、ロシアのウクライナ侵攻はポーランドやNATO加盟国が参加していない「大変深刻な戦争」だと強調した。

戦闘機供与の判断は「NATO同盟全体の戦略的な配慮」が必要という。

ウクライナの高官らはこのところ、米国製のF16戦闘機を供与するよう公に強く働きかけており、ミサイルやドローン(無人機)によるロシアの攻撃から防衛するために緊急に必要だと主張している。

米国とドイツは今のところ戦闘機の供与を除外している。フランスやオランダなど他のNATO加盟国は戦闘機の供与に前向きとの見方を示しているものの、2国ともウクライナから正式な供与要請を受けていない。

ドイツ政府は先月、ポーランドなどを含む同盟国からの圧力を受け、ドイツ製の主力戦車「レオパルト2」をウクライナに供与することを承認した。

モラビエツキ氏はインタビューでドイツ政府のウクライナ政策はドイツに対する不信感を増大させたと指摘した。

「1年前、多くの国はドイツに多大な信頼を寄せていた。いまは不信感に向かっている」と述べ、「特に中央・東部欧州の欧州連合(EU)加盟の国々ではそうだ」と同氏は指摘した。

また「ドイツはこれまで行ってきたよりもはるかに多くの支援を提供する可能性がある。同国にはEU内での権限、資金、外交力がある」とも述べた。

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