仏大統領、戦闘機は当面供与せず 可能性は「排除しない」とも
(CNN) フランスのマクロン大統領は10日、ウクライナが欧米諸国に求めている戦闘機の供与に、同国は当面応じないとの方針を示した。
マクロン氏は、ウクライナ軍の部隊がフランス製航空機には不慣れで、訓練に数カ月かかる可能性があると指摘。当面は緊急性の高いほかの支援に集中すると表明した。
「戦闘機が今後2~3週間のうちに送られることはない。訓練と投入に時間がかかる」と明言する一方、将来的にはどんな選択肢も決して「排除しない」と述べた。
同氏は10日未明、ウクライナのゼレンスキー大統領も出席した欧州連合(EU)首脳会議の最後に、大砲で地上攻撃と防衛線の維持が可能になるとの見方を示し、「同盟国はウクライナが最終目的を達成できるよう、最も有効で迅速な装備を優先するべきだ」と主張した。