ロシアの凍結資産をウクライナ復興資金に EUが検討へ
(CNN) 欧州連合(EU)はロシアの凍結資産をウクライナの復興資金として使う可能性を検討するため、新たに作業部会を設置する。議長国スウェーデンが14日に発表した。
スウェーデンは声明で、法律、財務、経済、政治の各面で可能性を分析すると述べた。
この中にはロシアの国有資産がどこにあり、総額いくらかという全体像を、よりはっきりと把握する作業も含まれるという。
スウェーデンのクリステション首相は「原則として、ロシアがウクライナの復興費用を負担しなければならないことは明白だが、これは難題をともなう。EUと国際法に沿って実施する必要があり、現時点で直接のモデルは存在しない」と語った。
作業部会長にはスウェーデン貿易当局のトップが就く。
EUの議長は半年ごとに交代し、今年前半はスウェーデンが務めている。