中国の習主席、来週プーチン氏と会談へ ウクライナ侵攻後初のロシア訪問
(CNN) 中国外務省は17日、ロシアのプーチン大統領の招待を受け、習近平(シーチンピン)国家主席が来週ロシアを訪問すると明らかにした。
ロシアが1年以上前にウクライナに侵攻して以降、習氏によるロシア訪問は初めて。
ロシア大統領府によると、両氏は中ロ間の包括的パートナーシップ関係や戦略協力の発展について議論する。
国際社会における中ロの協力の深化という文脈での意見交換も予定されている。多数の重要な二国間文書に署名する見通しだとも明らかにした。
中国はウクライナ情勢で自らを中立的な和平仲介者と位置づけようと試みているが、ロシアとの協力関係が拡大している状況を踏まえ、欧米では中国の取り組みに懐疑的な見方が出ている。
中国はロシアのウクライナ攻撃を非難することも、「侵攻」と形容することもなく、紛争を招いた責任は北大西洋条約機構(NATO)の拡大にあるとの見方を示してきた。ロシアに対して外交面の支援を行っているほか、貿易や軍事面の関係も強化している。
欧米の当局者からは、中国がロシアへの殺傷兵器の供与を検討していると懸念する声も出ているが、中国は否定している。