浜田防衛相、北朝鮮「軍事偵察衛星」の破壊措置準備を命令
東京(CNN) 浜田靖一防衛相は22日、自衛隊に対し、必要な場合に備え北朝鮮の「軍事偵察衛星」を破壊する準備を整えるよう命令した。「弾道ミサイルなどに対する破壊措置を命じる可能性があることから、所要の準備を行う」としている。
北朝鮮は19日、同国初の軍事偵察衛星打ち上げに向け最終的な準備を進めていると発表していた。
防衛省が公表した声明の中で、浜田氏は衛星打ち上げに使用されるロケットの撃墜を排除しなかった。
自衛隊は以前から、ロケットの破片が日本領域に落下する事態を警戒している。
声明によれば自衛隊は今後、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の配備と、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)搭載のイージス艦の展開に向けた作業を進める。
北朝鮮は以前、偵察衛星について、早ければ今年4月までに準備が完了する可能性もあると述べていた。