ピザのフランベ調理で出火か、14人死傷 マドリード料理店
(CNN) スペインの首都マドリード市当局者は22日、市内にあるレストランで同日夜に火災が発生し、2人が死亡、12人が負傷したと発表した。
アルメイダ市長は地元の公共放送TVEの取材に、ピザの上に酒を落とし、点火してアルコール分を飛ばす調理方法「フランベ」を披露していたところ、店内の装飾品に引火し、火勢が広がったとみられると述べた。
地元メディアは、この店はフランベを使ったピザが売り物だったと伝えた。
夜勤担当だったとする消防署幹部は、同店には非常口が一つしかなく、それも出火場所に非常に近かったため客は店の奥に追いやられる格好になったと説明。「ほぼ閉じ込められる状態になった」と指摘した。
火は迅速に消し止められていた。負傷者12人のうちの6人が病院へ搬送された。犠牲者2人も病院へ運ばれていた。
アルメイダ市長は消防士から聞いた話として、火災は猛烈な広がりを見せたとし、消防署が現場から100メートルの場所になかったのなら死者の人数はより多かっただろうとも述べた。