ワグネル創設者、不仲のロシア国防相にバフムート視察促す

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ロシアの民間軍事企業「ワグネル」の創設者エフゲニー・プリゴジン氏/Yulia Morozova/Reuters/FILE

ロシアの民間軍事企業「ワグネル」の創設者エフゲニー・プリゴジン氏/Yulia Morozova/Reuters/FILE

(CNN) ロシアの民間軍事企業「ワグネル」の創設者であるエフゲニー・プリゴジン氏は14日までに、不仲が伝えられるロシアのショイグ国防相に対し激戦が続くウクライナ東部バフムート市を訪れ、自らの目で戦況などの把握に努めることを促した。

国防相に宛てたとする書簡で求めたとし、SNS上でその書簡の内容も公開した。ウクライナ侵攻を取り仕切るロシア国防省や軍の首脳への新たな挑発的な言動とも受け止められている。

プリゴジン氏は書簡で「ロシア軍が支配するバフムートへ行き、自身で状況を確認することを求める」と主張した。

同氏はワグネル戦闘員が戦線で後退を強いられていることへの不満を強め、弾薬の供給不足が原因としてショイグ国防相やゲラシモフ参謀総長らの指導力不足をやり玉にあげてもきた。

最近ではワグネル戦闘員が甚大な損失を被りながらも制圧した地域がウクライナ側に奪取されたことへの怒りも公にしていた。

プリゴジン氏は今回の書簡の中で、「ワグネル部隊は現在、バフムートの95%以上を押さえ、完全掌握へ向けて攻撃を維持している」と強調。その上で「敵はワグネル部隊の側面部に陣取るロシア軍を狙った多くの反撃で戦果を得ている」と正規軍の失態を問ういら立ちも示唆した。

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