携帯電話を取り上げられた生徒が放火の疑い、ガイアナ学校寮火災
(CNN) 19人の子どもが死亡した南米ガイアナの学校寮の火災で、地元警察は23日、女子生徒が携帯電話を取り上げられたことを理由に放火した疑いがあると発表した。
火災はマディア中等学校の女子寮で21日に発生し、女子18人と男子1人が死亡。警察と消防は放火の疑いがあるとみて捜査していた。
警察の23日の発表によると、これまでの捜査の結果、女子生徒が寮母の教員に携帯電話を取り上げられたことを理由に放火した疑いがあることが分かった。
火災発生の通報があったのは現地時間の21日午後10時15分ごろ。消防が到着した時には既に建物が火に包まれており、消防隊は壁に穴をあけて生徒約20人を救出した。
火災現場の学校/National Communications Network
出火当時、寮で寝ていた生徒たちは悲鳴を聞いて目を覚まし、浴室付近で炎と煙を目撃した。火はたちまち建物全体に燃え広がり、何人もの生徒がやけどを負ったり煙を吸ったりした。
負傷し搬送される生徒=22日、ガイアナ・ジョージタウンの空港/Royston Drake/AP
出火当時、寮には女子生徒57人が滞在していた。建物はコンクリート製で、窓には鉄格子がはめられていた。生徒たちが逃げ遅れた原因は分かっていない。