スウェーデン当局がコーラン焼却のデモを許可 NATO加盟交渉に影響か

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(CNN) スウェーデンの首都ストックホルムのモスク(イスラム教礼拝所)前で28日、イスラム教の聖典コーランを焼くデモがあった。当局がデモを許可したことは、イスラム教徒が大多数を占めるトルコの反発を招き、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟に向けた交渉に影響を及ぼす可能性がある。

NATOはリトアニアの首都ビリニュスで首脳会議が開かれる7月11日までに、スウェーデンの加盟を正式に決めたい構え。しかし主要メンバーであるトルコの反対が最大の障壁となっている。

トルコとスウェーデンの間では今年1月、ストックホルムのトルコ大使館前で開かれた反移民政治家らの集会で、コーランが燃やされた問題を受けて関係が悪化。トルコではこれに対抗し、首都アンカラのスウェーデン大使館前で同国の国旗を燃やすデモが展開された。

トルコの国営アナトリア通信によれば、同国の外相は当時、スウェーデン政府がデモを容認したことで犯罪に加担したと非難した。

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