イスラエル軍、ヨルダン川西岸ジェニンで軍事作戦 2002年以降で最大規模
(CNN) イスラエル軍はヨルダン川西岸ジェニンで軍事作戦を実施し、パレスチナ自治区の当局者によると、少なくとも8人が死亡、約100人が負傷した。軍の情報筋によると、ジェニンで行われたものとしてはここ20年超で最大の軍事作戦になる。
イスラエル国防軍(IDF)は声明で、「ジェニン市やジェニン・キャンプのある地域で広範な対テロ作戦」を実施したと説明。「テロリストのインフラ」を攻撃したと明らかにした。
IDFはドローン(無人機)で約10回の航空攻撃を実施した。数百人の兵士が戦闘員の「指揮統制」拠点や、武器および爆発物の製造場所を狙ったとしている。
CNNが入手したジェニンの映像には、爆発物の可能性があるものを処理するため、イスラエルのブルドーザーが通りを取り壊す光景が映っている。市外にいるイスラエルの戦車も確認できる。
住民はCNNの取材に対し、一帯で爆発や激しい銃撃があったと証言した。現地の映像には、負傷したパレスチナ人が救急車で病院に搬送される様子が捉えられている。