イスラエル軍、ヨルダン川西岸ジェニンで軍事作戦 2002年以降で最大規模
破壊が行われる中、大勢のパレスチナ人家族が現場から避難した。ジェニンの副市長は、家屋やインフラが破壊され、難民キャンプでは電力や水の供給が寸断された状況だと語った。
パレスチナ保健省によれば、死者のうち5人は10代。これとは別に、ヨルダン川西岸のラマラ近郊でもパレスチナ人1人が射殺されたという。
IDFの報道官は記者団に対し「これまでに(ジェニンで)死亡したのはテロリスト8人のみだ」「我々の知る限り、非戦闘員で死亡した人はいない」としている。
負傷者の中に民間人が混じっていることは認めたものの、作戦は「テロリスト」のみを標的にしたものだと強調した。
今回の急襲に対しては、直ちに非難の声が上がった。パレスチナ自治政府のアッバス議長は、イスラエル軍による大規模作戦を「新たな戦争犯罪」と形容。エジプトもイスラエルの急襲を非難し、「侵略」行為に当たるとの見方を示した。