スーダン準軍事組織が住民処刑、西ダルフールの「戦争犯罪」 人権団体が非難
別の住民は、RSFとアラブ系民兵集団が民間人の避難していた学校を襲撃して男性を殺害し、女性と子どもを銃撃したと話している。
スーダンでは4月中旬に国軍とRSFの戦闘が始まり、紛争が激化した。
以来、西ダルフール州では暴力が横行し、RSFや民兵組織による残虐行為が報告されている。
今も未解決の紛争は、2000年代初めにさかのぼる。RSFの前身であるアラブ民兵組織のジャンジャウィードは当時、数十万人を殺害する「民族浄化」を行った。
「民間人の集団殺害やミステレイの町の完全破壊は、拡大する紛争に対する国際的な対応強化の必要性を物語る」とHRWは指摘し、5月28日にミステレイで起きた事態について捜査するよう国際刑事裁判所(ICC)に促した。
CNNは位置情報を調べ、5月28~29日にかけてミステレイ周辺で大規模な火災が発生していたことを確認した。