オデーサでロシア侵攻後初の「海開き」、ただし空襲警報中は遊泳禁止

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ウクライナの港湾都市オデーサの海岸は、かつては国内外からの観光客でにぎわっていた/Serhii Smolientsev/Reuters

ウクライナの港湾都市オデーサの海岸は、かつては国内外からの観光客でにぎわっていた/Serhii Smolientsev/Reuters

(CNN) 黒海に面したウクライナ南部の港湾都市オデーサのビーチで12日、2022年2月のロシア侵攻開始以降初めて、遊泳が正式に認められた。ただし、空襲警報が出ている間の遊泳は引き続き禁止される。

かつて国内外からの観光客でにぎわったオデーサの海岸は、過去1年5カ月にわたり、ロシアの絶え間ない攻撃にさらされている。海中には機雷が仕掛けられ、ビーチは広範にわたって立ち入り禁止となっていた。ただ、遊泳禁止になっても泳ぐ人はいた。

6月にはロシアが占領するダムが決壊して汚水が下流に流れ込み、オデーサの住民の健康が脅かされかねない事態になった。

地元当局の12日の発表によると、オデーサの「遊泳・娯楽エリア」は午前8時から午後8時まで開放される。点検が済めば開放するビーチをさらに増やす予定。

遊泳場所ではライフボートや遊泳客を爆発物から守るためのフェンス設置を義務付け、必要があればダイバーを派遣して海中の点検を行う。毎日海岸の清掃も行われる。

ロイター通信がライフガードの話として伝えたところによると、浅瀬に仕掛けられた機雷から遊泳客を守る目的で、二つの桟橋の間には対機雷ネットを設置する。

オデーサ市によれば、遊泳場所の近くには避難シェルターを開設し、ビーチの情報掲示板でシェルターの場所を案内する。

住民は戦争の中でも遊泳は気晴らしになるとして、海開きを歓迎している。

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