駐ニジェール大使、「フランス大使館で人質」に マクロン大統領

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マクロン氏が駐ニジェール大使について「大使館で人質に取られている」との認識を表明/Ludovic Marin/AFP/Getty Images

マクロン氏が駐ニジェール大使について「大使館で人質に取られている」との認識を表明/Ludovic Marin/AFP/Getty Images

(CNN) フランスのマクロン大統領は15日、アフリカ西部ニジェールに駐在する大使ら外交官について、「フランス大使館で文字通り人質に取られている」との認識を示した。

フランス中部コート・ドール県を訪問した際に記者団の取材に応じた。首都ニアメーの大使館では「食料の配達が妨げられ」、大使は「軍用糧食を食べている」状況だという。

マクロン氏はシルバン・イッテ大使について「外出できず、ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)の扱いを受けている」とも明らかにした。

ニジェールの軍政は7月に権力を奪取した後、イッテ大使に出国を命令。その後ビザ(査証)を取り消し、警察に大使を国外追放するよう指示した。

ただ、フランス当局は軍政の権威を認めておらず、フランス大統領府によると大使はまだ国内にとどまっている。

大使を帰国させる意向かとの質問に対し、マクロン氏は失脚したニジェールのバズム大統領の権威を強調。「私は正当な権威を持つバズム大統領と合意した内容を何であれ実行する。彼とは毎日話をしている」と述べた。

フランスのコロナ外相によると、イッテ氏はいまも執務を継続しており、少人数のチームが同氏に付き添っているという。

コロナ氏は、イッテ氏は「我々が望む限りとどまる」と述べ、帰国するかどうかはマクロン氏の決断次第との見方を示した。

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