正面衝突のバス炎上、ダイヤモンド鉱山作業員など現場で20人死亡 南ア
(CNN) 南アフリカ北東部のリンポポ州で17日、バスがトラックと正面衝突して炎上する事故があり、バスに乗っていたダイヤモンド鉱山の作業員を中心に少なくとも20人が死亡した。国営メディアが伝えた。
リンポポ州運輸局は18日、現場で20人の死亡が確認され、ほかに2人が病院で死亡したと発表した。バスに乗っていた人数や、生存者がいたかどうかは現時点で分かっていない。
現場は同州北部のベネチア鉱山とムシナの町を結ぶ幹線道路。死亡した鉱山作業員を雇用している会社は、鉱山へ向かう途中だった18人がこの事故で死亡したことを明らかにした。ベネチアは南アフリカ最大のダイヤモンド鉱山。
SNSに投稿された現場の映像には、遺体が地面に散乱し、バスから黒煙が上がる様子が映っている。
リンポポ州運輸局は、事故の全容を把握するために鉱山を訪れる意向。
同州では今年2月にも、バスと現金輸送車が正面衝突して約20人が死亡していた。