ガザでイスラエル兵9人が死亡、先月22日に初の戦死者を認定
(CNN) イスラエル軍は1日、パレスチナ自治区ガザ地区北部で続けるイスラム組織「ハマス」の掃討を狙う地上作戦に関連し、軍兵士9人が新たに死亡したと報告した。
うち7人が対テロ戦争が主要任務の旅団の所属で、残り2人は装甲部隊の兵士とした。名前も公表したが、死亡の詳しいいきさつには触れなかった。
イスラエル軍は先月31日、同国軍兵士2人がガザ内の戦闘で死亡したと発表。ガザへの越境攻撃が同27日夜から拡大されてからは初の戦死者として位置づけていた。この兵士2人は共に20歳で、ガザ北部の戦闘に加わっていたとした。
ただ、先月22日にガザ内で死亡したイスラエル軍兵士1人を、ハマスとの軍事衝突の発生以降の初の戦死者として認定してもいた。イスラエルのガザ攻撃は、ハマスが同月7日に大規模奇襲を仕掛けたことへの報復として始まっていた。
CNNの取材に応じたイスラエルの報道担当者によると、先月22日の兵士の戦死はガザで実施した局地的な軍事作戦の過程で発生。作戦は、テロ組織の基盤、テロリストや武器の排除、行方不明者の居場所や遺体の確認を狙ったものとしていた。
この軍事作戦は、ハマスの大規模奇襲以降、イスラエル軍がガザ内に限定的とは言え侵入し、ハマスとの間で直接起きた衝突の一つとみられている。