国連人権機関がイスラエル非難、「戦争犯罪に相当の可能性」

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イスラエル空爆の対象となった建物の瓦礫の中で捜索を行うパレスチナ人=1日、パレスチナ自治区ガザ地区ジャバリヤ難民キャンプ/ Abed Khaled/AP

イスラエル空爆の対象となった建物の瓦礫の中で捜索を行うパレスチナ人=1日、パレスチナ自治区ガザ地区ジャバリヤ難民キャンプ/ Abed Khaled/AP

(CNN) 国連人権高等弁務官事務所は1日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区のジャバリヤ難民キャンプを空爆したことについて、戦争犯罪に相当する可能性があるとの見解を示した。

同事務所はSNSへの投稿で、「イスラエルのジャバリヤ難民キャンプ空爆によって死傷した民間人の多さや被害規模の大きさを考えると、これが戦争犯罪に相当しうる不釣り合いな攻撃であるとの重大な懸念を抱いている」と指摘した。

イスラエル国防軍は、10月31日に続いて11月1日もガザ地区のジャバリヤ難民キャンプを空爆したことを確認した。

一方、米国務省報道官は、ガザのイスラム組織ハマスとの衝突の中でイスラエルが戦争犯罪を犯したかどうかについて、現時点で正式な判断は行っていないと説明した。

マシュー・ミラー報道官は記者会見で「引き続き(イスラエルと)直接協議する。我々の公の立場として、彼らが行動の全て、軍事作戦の全てにおいて戦争法を順守することを期待する」と述べた。

その上で、イスラエルがジャバリヤ難民キャンプを空爆して民間人を殺害したことについては、「民間人の命が失われたことに深い悲しみを覚える」と述べるにとどめ、空爆については非難しなかった。

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