イスラエル軍、難民キャンプを連日空爆 泣きながら父を探す子どもの姿も
(CNN) イスラエル軍は3日、パレスチナ自治区ガザ地区のジャバリヤ難民キャンプを再び空爆した。パレスチナの通信社WAFAなどが伝えた。
CNNが入手した映像には、3日の空爆後、巨大な煙が立ち上る様子が映っている。この映像は現場で撮影されたことが確認されている。
ロイター通信が公開した別の映像には、幼い2人の男の子が泣きながらがれきをかき分けて、必死で父親ときょうだいを探す様子が映っていた。
父親ときょうだいは3日のジャバリヤ難民キャンプ空爆で行方が分からなくなったといい、男の子は「お父さんが殺された」と泣きじゃくっていた。
パレスチナ高等教育科学研究省によると、イスラエル軍は2日にもジャバリヤ難民キャンプを攻撃し、パレスチナ人の著名科学者スフィアン・タイエ氏を殺害していた。
CNNはイスラエル国防軍にコメントを求めている。
イスラエル軍は2日と3日の両日ともネット上で警告を出し、「ガザ地区でハマスなどのテロ組織に対する強行作戦」を再開したと宣言。軍の報道官は「ガザのジャバリヤ、シュジャイヤ、ザイトゥン、旧市街の住民に次ぐ。自分の安全を守るため、自宅から即刻退避するよう呼びかける」とXに投稿していた。
しかしガザ地区は電話回線やインターネット接続が途絶しており、この警告が住民に届いていたかどうかは不明。