カタール首相、停戦の必要性を強調 イスラエル・ハマス戦争
(CNN) カタールのムハンマド首相兼外相は3日、米国のブリンケン国務長官と会談し、パレスチナ自治区ガザ地区の最新の状況や占領下にあるパレスチナ自治区に関して協議を行い、緊張状態の緩和と停戦の必要性を強調した。カタールの国営メディアが伝えた。
ムハンマド氏は、仲介のパートナーとともに、地域に平和な状況を取り戻すための継続的な取り組みに対する同国の関与を再確認した。カタールは先月、米国と協力して、イスラエルとイスラム組織ハマス、エジプトとの間で、外国人と重体のパレスチナの民間人をガザからエジプトに避難させるための取引を仲介した。
ムハンマド氏は、人道的な戦闘休止の後もガザで爆撃が続いていることが仲介の取り組みを複雑にし、人道危機を悪化させているとして懸念を表明した。
ムハンマド氏は、特に女性や子どもといった民間人を標的とするあらゆる行為に対するカタールの揺るぎない非難を伝えたほか、集団的な懲罰といった方針などはいかなる状況でも容認できないと強調した。
ムハンマド氏は、紛争の影響を受けているパレスチナ人への支援と安全な通行を確保するために人道回廊の開設が早急に必要だと訴えた。