ハマス、戦闘休止の延長を希望 カタール・エジプトと接触
(CNN) イスラム組織ハマスのガージ・ハマド政治局員は、ハマスがパレスチナ自治区ガザ地区での戦闘休止について、イスラエルに対してあらゆる手段を利用して延長しようと取り組んでいると明らかにした。
ハマド氏によれば、ハマスはカタールとエジプトと戦闘休止に関して接触しており、「他の国々によって停戦に向けて圧力をかける取り組みが行われている」という。
ハマド氏は声明で、「我々はあらゆる手段を使って、侵略を完全に止めるために、休戦を延長しようと取り組んでいる」と述べた。
ハマド氏によれば、パレスチナの囚人と引き換えにイスラエル軍の兵士を解放する交渉は「今のところ」行われていない。
ハマド氏は、ハマス側には包括的あるいは部分的な取引を行う用意があると説明。包括的な取引は兵士の捕虜と関連するもので、引き換えに、イスラエルの刑務所から全てのパレスチナ人の拘束者を釈放する。部分的な取引は民間人に関連するもので、こちらは交渉の対象となる可能性があるという。
現在の戦闘休止の合意では、ハマスは毎日10人の人質を解放し、代わりにイスラエルはパレスチナ人の囚人を釈放する。休戦期間は4日間の予定で始まり、2日間延長された。
当初の合意では、休戦期間は最長で10日間まで延びる選択肢があったが、イスラエルの当局者はそれほど長く戦闘休止が続く可能性は低いとみていた。