イスラエル、ガザ地区での任務完遂を決意 ネタニヤフ氏が表明
(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は28日、同国の軍事作戦について、パレスチナ自治区ガザ地区が「イスラエルの脅威でなくなる」まで継続すると表明した。
ネタニヤフ氏は軍の情報拠点を訪問した際、「我々はこれらの任務を完遂する決意がある。すべての人質を解放し、地上と地下のテロ組織を排除する。そして当然だが、ガザが以前の状態に戻らないように、つまり、イスラエル国家への脅威にならないようにする必要がある」と述べた。
この発言は28日に新たな人質の解放が行われる前のもの。
ネタニヤフ氏はまた、ハマスに拉致された人質全員を「例外なく」解放すると誓った。
さらに、「テロリストを守っている」としてガザ地区の民間人を非難したものの、証拠は一切示さなかった。
「我々は事実上、(地)上にいるガザの民間人が(地下の)テロリスト全員を守っている現状を目の当たりにしている。彼らは自分たちを守るために地下都市を建設して、地上の民間人を犠牲にしている」(ネタニヤフ氏)
ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスは、民間人を人間の盾として利用していることを否定している。