ハマスの人質に米国の3歳児も ホワイトハウスが発表
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区でイスラム組織ハマスが拘束している人質の中に、米国人の3歳児が含まれていることが分かった。
米ホワイトハウスが12日、バイデン大統領とカタール首長による会談内容の一部として明らかにした。
この幼児の両親は、ハマスによる先月7日のイスラエル急襲で死亡したという。
両首脳は会談で、カタール主導の人質解放交渉について協議し、全員をただちに解放させる必要があるとの認識で一致した。
ホワイトハウスは幼児についての詳しい情報に言及しなかった。当局者の話によれば、米国人の人質の中でほかに未成年者は確認されていない。
CNNは先日、多数の人質の解放と引き換えに数日間の戦闘停止を求める交渉が進んでいるとの情報を得ていた。
事情に詳しい米当局の高官が10日、CNNに語ったところによると、交渉が成立した場合、人質は子どもや女性から順にガザから脱出することになるという。
CNNは先月、イスラエルが地上作戦を強化したことで、人質解放に向けた交渉はより困難になったと伝えていた。イスラエルのネタニヤフ首相は、人質が解放されない限り停戦には応じないとの立場を貫いている。