イスラエル、ミサイル艦を紅海に派遣 イエメン武装組織の脅威の中
(CNN) イエメンの反政府武装組織フーシが紅海を航行する商船にとっての脅威となる中、イスラエル海軍は12日、紅海に艦船を派遣したと明らかにした。
イスラエル軍は、4隻の新型サール6型コルベットの運用に向けた処理が完了し、サール6型ミサイル艦が初めて紅海に出航したと明らかにした。
フーシはこれより前、パレスチナ自治区ガザ地区に食料と医薬品が届けられるまで、イスラエルの港に向かうあらゆる国籍の船舶に対して、アラビア海や紅海での航行を阻止し続けると警告していた。フーシはまた、ノルウェー船籍のタンカー「STRINDA」に対して攻撃を行ったと主張した。
イスラエルのハネグビ国家安全保障顧問は9日、フーシが紅海での海運を妨害しようとする動きをめぐり、国際社会が対応しないのであれば、イスラエルが対処する用意があると明らかにしていた。
イランの支援を受けるフーシは政治的・軍事的組織で、2014年以来、イエメンで、サウジアラビアの支援を受けた有志連合と内戦を繰り広げている。
イスラム組織ハマスが10月7日にイスラエルを攻撃して以降、フーシは海上での活動を活発化させており、イスラエルに向かう船舶はすべて「合法的な標的」だとしている。