マクロン氏、ネタニヤフ氏に「最も深い懸念」表明 民間人の死者数巡り

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イスラエル首相との電話会談で「最も深い懸念」を表明したマクロン仏大統領/Stephane Lemouton/Pool/Sipa/AP

イスラエル首相との電話会談で「最も深い懸念」を表明したマクロン仏大統領/Stephane Lemouton/Pool/Sipa/AP

(CNN) フランスのマクロン大統領は27日、イスラエルのネタニヤフ首相との電話会談で「市民の多大な犠牲や、パレスチナ自治区ガザ地区の住民が直面する人道的緊急事態」に「最も深い懸念」を表明した。

エリゼ宮(フランス大統領府)の発表によると、マクロン氏はネタニヤフ氏に対し「民間人を保護するイスラエルの使命」や「ガザ住民に必要な援助を届ける緊急性」を説いた。

また「全ての地域的、国際的な提携国の協力の下、持続的な停戦をめざす必要性を強調した」という。

マクロン氏によれば、フランスは今後、ヨルダンと協力してガザ地区で人道支援活動を実施する方針。

マクロン氏はネタニヤフ氏に対し、フランス人を含むすべての人質の解放が最優先だとも説明した。一方、イスラエル政府によると、ネタニヤフ氏は「人質解放実現のためのイスラエルの努力」について最新情報を提供し、マクロン氏に「引き続き解放に向けて取り組むよう」要請したという。

マクロン氏はまた「一部の入植者によるパレスチナ民間人への暴力」や「2国家解決を脅かすヨルダン川西岸の新規入植プロジェクト」に終止符を打つため、イスラエルが必要な全ての措置を取ることの重要性を強調した。

フランス側の声明では2国家解決にも言及し、「イスラエルの長期的な安全保障を確保し、パレスチナ人の正当な願望をかなえるために唯一実現可能な解決策」だとの認識を示した。

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