ウクライナ軍のアウジーイウカからの撤退、「無条件の成功」 プーチン氏
(CNN) ロシアのプーチン大統領は20日、クレムリン(ロシア大統領府)で、ショイグ国防相と会談し、ウクライナ軍がウクライナ東部の要衝アウジーイウカから撤退したことについて「無条件の成功」と述べた。
プーチン氏は、アウジーイウカでの成功を「発展させる必要がある」とし、ロシア軍は、人員や武器、装備、弾薬を十分に準備して、さらに前進しなければならないと語った。
プーチン氏によれば、こうした分野での軍の需要を満たすために、ショイグ氏と改めて協議を行うという。
ショイグ氏もウクライナ軍のアウジーイウカからの撤退について、成功だったとの認識を示した。
ショイグ氏によれば、9年間にわたって、地下通路やコンクリートの建造物を作り、地上に出ずに移動できる特別な動線が作られた。空軍や陸軍、航空部隊もアウジーイウカの占領に大きな役割を果たしており、ウクライナ軍の撤退前には毎日約460回の空爆が行われたという。
ショイグ氏は、ウクライナ軍の兵士がすでにアウジーイウカを離れていたときに、ウクライナ軍の指導部は撤退を命じられたと主張し、「無秩序な撤退」と指摘した。ショイグ氏によれば、撤退の際に多くのウクライナ軍兵士が負傷し、逃げ遅れて捕虜になったという。