ガザのNPOスタッフ死者7人に 米英、ポーランド人も
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区中部でイスラエルの攻撃に巻き込まれて死亡した国際NPO「ワールド・セントラル・キッチン(WCK)」のスタッフは、外国人を含む7人に上ったことが分かった。
WCKの発表によると、死者には米国とカナダの二重国籍者とオーストラリア人、ポーランド人、英国人、パレスチナ人が含まれている。
スタッフはWCKのロゴが描かれた装甲車両2台と一般車両1台に乗り、「非戦闘区域」を通行していたという。
WCKは声明で、車列はイスラエル軍との調整にもかかわらず、海上輸送された100トンあまりの食料を中部デイルアルバラの倉庫まで届けた直後に攻撃を受けたと述べた。
WCKのゴアCEOは、亡くなったスタッフの情熱と決意、功績は永遠に記憶されるとの声明を出した。
デイルアルバラのアクサ殉教者病院は、死者のうち1人がWCKで運転手兼通訳を務めていたパレスチナ人だったとして、名前を公表した。
英外務省は2日、ガザで英国人スタッフが死亡したとの情報を受けて緊急に調査していると述べ、国際人道法の順守を改めて呼び掛けた。
ポーランド外務省は同日、WCKのボランティアだったポーランド人が死亡したことを確認した。シコルスキ外相は、イスラエル大使に直接説明を求めたことを明らかにした。
米国家安全保障会議(NSC)の報道官は1日深夜、X(旧ツイッター)への投稿で、WCKスタッフの死に胸を痛めていると述べ、イスラエルに迅速な調査を求めた。