男性をなたで襲い殺害、12歳の少年2人に有罪評決 イングランド中部
ロンドン(CNN) 昨年11月に英イングランド中部ウェスト・ミッドランズ州で、公園にいた19歳の男性をなたで襲撃し、殺害したとして、12歳の少年2人が10日、有罪を言い渡された。
2人の名前は法的な理由により、公開されていない。
被害者の男性はカリブ海の英領アンギラ出身で、英国へ渡ってからまだ約6カ月だった。
警察によると、友人と公園にいたところへ2人が近づき、肩で突き飛ばして殴る蹴るなどの暴行を加えたうえ、大型のなたで襲った。
目撃者の証言によれば、少年のうち1人がなたで男性の脚を切りつけ、もう1人が頭を殴って踏みつけた。
また英PA通信は、男性の傷が背中から肋骨(ろっこつ)を突き抜け、心臓に到達していたと伝えた。
2人の少年は2日後に拘束された。一方の少年のベッドの下からなたが発見され、洗濯かごから血のついた衣服が出てきた。警察が押収した携帯電話には、大型の刃物などの写真が多数保存されていた。
男性の母親は「愛情深く、礼儀正しい息子だった」と語り、父親は「公正な裁きを求める」と述べた。
PA通信によれば、被告の量刑は来月言い渡される。