「断食ダイエット」提唱の英博士、遺体で発見 ギリシャで行方不明に
(CNN) 英メディアで週2日だけ断食する「5:2ダイエット」などを提唱したマイケル・モズリー博士(67)が、ギリシャ滞在中に行方不明になった。現地の捜索チームは10日までに、遺体が発見されたと発表した。
モズリー氏は5日、ギリシャのシミ島で携帯電話を持たずに散歩に出たまま姿を消した。
現地の警察と消防隊、沿岸警備隊、ボランティアらが陸と海で捜索を続けていた。警察によると、散歩中に地元住民らと言葉を交わしたとの情報もあった。
捜索チームは7日、女性が同氏を見かけたとされる地区に焦点を絞っていると報告した。遺体はその近くの海岸で見つかったという。
警察の報道官はCNNへのメッセージで、遺体を収容し、検視と身元確認のためロードス島へ運ぶ作業が始まったと述べた。
モズリー氏の妻、クレア・ベイリー博士は声明で、夫婦の「幸運な人生」を振り返った。ベイリー氏によると、モズリー氏は急坂を上って道を間違え、捜索チームの目につきにくい場所で倒れたという。
モズリー氏は英国のドキュメンタリー番組などに出演し、1日の摂取カロリーを800キロカロリー以下に抑える「ファスト800」ダイエットの本も執筆。ベイリー氏もシリーズの一環としてレシピの本を書いた。
2014年には、体内で寄生虫を育てるドキュメンタリーで話題を呼んだ。