北朝鮮、ICBM級ミサイルを発射 米大統領選迫る中
(CNN) 北朝鮮は31日午前、大陸間弾道ミサイル(ICBM)とみられるミサイルの発射試験を実施した。防衛省が明らかにした。北朝鮮のミサイルとしては過去最長の飛行時間だったとみられる。
発射は米大統領選まで間もないタイミングで実施された。これより前には韓国の諜報(ちょうほう)機関が北朝鮮政府について、米大統領選の前後にICBMを発射し、大気圏再突入の実験を行う計画を立てていると警告していた。
NHKが防衛省を引用して報じたところによれば、ミサイルは日本の排他的経済水域(EEZ)の外側に落下した。中谷元防衛相はミサイルの飛行時間を約1時間26分とした。
同相によると飛行時間は過去最長であり、最新のミサイルの可能性があるという。
米国家安全保障会議(NSC)は今回の打ち上げをICBMの発射試験だとし、「国連安保理決議に対する明白な違反」と非難した。